相互評価事業・現地調査の目的について

(1) 相互評価事業の役割
施設を客観的な評価基準にそって作成された評価項目に基づいて、全職員がその項目に沿って自己評価し、さらにチームとして評価することにより、事業所に求められる基準等に関する知識を深め、基準を意識しながら日々の業務を行うことができるようになるツールです。
更に、職員間のチームビルディングにもなり、チームワークを強化し、リーダーシップの能力と実践力を短期間で高めることができます。
また、各評価項目は、省令や通知に準拠していますので、実地指導等の事前準備のためのツールとしても活用いただくことが可能です。
また、この評価を施設間で相互に行うことで、お互いの取り組みや工夫を学びあい、施設サービスの質の向上につなげることができる事業です。

(2 ) 現地調査の目的
社会福祉法人幸清会の各施設にて、個別ケアの推進実務並びに施設間の相互評価を行う為に必要な視点・評価方法を学びます。
自己評価を実施することにより、自己評価→相互評価と研修を組み合わせた相互評価システムを活用し、施設に勤務する専門職同士が定期的に相互評価し合うことで、 互いの施設の現状が明確化され自施設の取り組みに反映されることにより施設全体の質の向上を図ることを目的とします。


◎ 現地調査実施年月: 平成30年11月~平成31年1月
◎ 現地調査実施施設 12件 (以下、内訳)
 ユニット型特別養護老人ホーム   5件
 地域密着型特別養護老人ホーム 2件
 特別養護老人ホーム(従来型) 2件
 養護老人ホーム 2件
 ケアハウス 1件
アンケート総回答数 54 件 内、
相互評価調査員 12件
協力施設職員(相互評価調査員以外) 42件



平成30年度 相互評価事業 アンケート
集計結果


平成30年度 相互評価事業に関するアンケート
集計結果 コメント

1.相互評価調査員として他施設での調査をしてどのような感想を持ちましたか?
率直なご意見をお聞せください(調査員のみ)
  • 他施設で行っていることを聞くことで参考になるなど大変勉強になった。自分の施設でも実践できそうなこともあった。良い情報交換の機会となった。
  • ヒアリングは聞き方ひとつで、導き出す答えの難しさを改めて感じた。
  • 自分の施設と比較をして大変参考になった。
  • 他施設におけるユニットケアの具体的な取り組み(設えや職員の関わり等)を知ることができ、自施設における課題解決の大きなヒントとなり、大変勉強になりました。
  • 自身の施設のケア環境の改善に役立てる良い機会となっている。
  • 他施設を調査し、自施設でも取り入れることが出来そうな工夫や参考にする事が出来た。
  • 自分の事業所には無いことなどの情報を得ることが出来、参考になった。

2.相互評価の受け入れをしてどのような感想を持ちましたか?
率直なご意見をお聞かせください
  • 初めての受け入れでしたので、解らない事ばかりで非常に不安でした。今後どのように対応していけばよいのか、又、どのようなことに注意すればよいのか非常に勉強になりました。
  • 自施設の課題が明確になり、アドバイスももらえて貴重な機会となった。
  • 改めて自分の施設で出来ているところと出来ていないところが明確になった。大変ではあったが、自分の施設を見直す良い機会となった。
  • 他施設の方に施設を評価していただくことについてとても緊張した。
  • 今回の評価で感じたことは、普段の業務(書類等)を職員が意識するので「見直し」ということで非常に有効だと思う。
  • 相互評価が決まったことで、何気ない会話の中でも話題になっているのが良い。
  • 評価していただくことで、自分たちでは気づかない点に対し、しっかりと見つめ直すことができる良い機会となりました。また、良い点においてはあまり評価されにくいことが多いですが、良い点をしっかりと評価されることで、職員のモチベーションアップにも繋がりました。
  • 施設全体に良い緊張を与え、初心にかえることができている。
  • 他者の目が入ることで職員の意識、知識の向上に役立ったのではないかと感じる
  • 今までの取組みを振り返る事ができ、また他の事業所ではどのように取組んでいるか伺う事ができるため、ケアの質の向上に活かせると思った。従来型多床室の特養でも、設えや関わりについて職員同士で意見を出し合い個別ケアが行えるよう創意工夫し続ける事が大切であると感じた。
  • 他事業所からの評価を受けることで、意識が高まった。
  • 現場の職員は相互評価の細かな項目で大変勉強になったとの声があった。

3.相互評価を受けたことによる周りの職員の声などをお聞かせください
  • 「そうだったんだ」と改めて理解することができたと話していた。
  • 初めて経験した職員はかなり緊張して対応していた。
  • 知らないことがたくさんあった。
  • 相互評価を受けるにあたり、職員は普段あまり感じることができない緊張感を持ったようです。緊張感を持つことで自分の仕事を真剣にふり返り、改善すべきところ等に気付くことができたと話がありました。
  • 本来、なければならないものがいつの間にか無くなっていたり、おろそかになっていることがあり、普段の業務の見直しを含め、業務改善になった。(ユニット主任ケアワーカー)
  • 教育的なツールとしても活用でき振り返りながら取り組むことができている。
  • 何気なく行っていることに対してしっかりとした根拠を示すことができた、新人教育にも調査票は生かせるのではないかとの意見があった。
  • 従来型の施設である為、現状を考えるとできる事とできない所はあるが、改善できる事もある為、今後の課題として取り組んでいきたい。これまでの関わりやケア、レクレーション活動などを、職員1人1人が自己評価することで、色々な事ができる事の気付きに繋がった。(食事の際、美味しく食べる為には、食事の内容だけでなく音楽や照明などの環境も重要である事など)

4.その他、相互評価事業に関してどのようなことでも結構です。
ご意見をお聞かせください
  • 「非常に勉強になります。自身のスキルアップを図る上でも重要であると考えます。
  • 同じケアに携わる立場として、他施設を評価し合うことは改めて自分たちのケアを振り返る機会にもなり、力を入れている部分や頑張っていることを評価してもらうことでやる気に繋がることにもなるので外部の目を入れることは良いことだと思う。
  • 評価項目をしっかりと捉え、日常的にあたりまえのように取り組んでいける体制を目指し、実践することでサービスの質の向上はもとより、入居者の皆様の QOL 向上につなげることができるよう努めていきたいと思います。また日々の業務の振り返りとなるため、今後も定期的に実施して いく必要があると思います。
  • 一つ一つの項目について根拠立てて作らているツールであるため、教育的なツールとしても活用しています。
  • 毎年実施していく事で、意識の向上にも繋がり、入居者の皆さんの生活の質の向上にも同様に繋がっていくと思います。また、他事業所の取り組み等を知ることができる良い機会だと思います。

研修風景


参考資料

【印刷用PDF】平成30年度 相互評価事業に関するアンケート 集計結果 円グラフ

【印刷用PDF】平成30年度 相互評価事業に関するアンケート 集計結果 コメント